(39)どうか国費の無駄遣いを改めてくれませんか。

2023年9月1日に日本年金機構から、ねんきん定期便についてのお知らせのメールが来たので、URLをクリックしパソコンから確認しようとしたが、新しいお知らせは何も無く困惑したことがあったのだが、今度はマイナポータルから2023年9月10日午後22時44分と、翌11日8時27分にマイナポータルに新しいお知らせが届いています、というほぼ同じことを告げるメールが立て続けに送られてきていた。

さっそく、マイナポータルにパソコンでログインしてお知らせなるものを確認したら、扶養親族等申告書の申請についてのお知らせだった。その申請手続きをしようと説明文を読んでみたがもうやたらとややこしくてうんざり。説明の動画があったので再生してみたが、これも15分以上の長々としたものだったので断念。

そもそもその説明動画は2種類用意されていて、前年に扶養親族等申告書の提出をした人はこちらの動画、今回新規に扶養親族等申告書の提出をする人はこちらの動画を見なさいと、さも親切な案内がなされているようなのだが、筆者にとってはその前に、自分がどっちの動画を見ればいいのか分からないのである。つまり、前年そんな扶養親族等申告書の申請をしたかどうか鮮明な記憶として残っていないのである。

そこで、インターネットで扶養親族等申告書について根本的に何なのか調べてみようと試みた。のであるが、お役所の難解な長文だったし知りたかった申請記録を見るにはどこを見ればわかるかの説明が見当たらなかったのでこれも断念した。そこで気が重かったが扶養親族等申告書関連の問い合わせ先0570-081-240に電話することにした。

ナビダイヤルで何秒かに10円課金されるのかと憤慨気味に、電話が混んでいる旨のアナウンスを聞きながら待つこと3分以上、ようやくオペレーターとつながる。まず、扶養親族等申告書の申請の説明動画が2本あってどちらが自分用のものなのかが分からないから、前年に扶養親族等申告書の提出をしたかどうかマイナポータルのサイトで確認できないのかお尋ねしたのだがオペレーターの方は分からないとのことだった。自分は自営業者になり15年くらいになる。毎年青色申告しているが、会社勤めの配偶者がいて所得もあるので控除のところに家内の源泉徴収書の給与金額を入力しているような話題になったのを聞いたオペレーターさん曰く、毎年、青色申告している人はこの扶養親族等申告書の申請は必要ないのだというのである。ついでにこのナビダイヤルでオペレーターと会話する前に待たされたのだが、その待たされた時間も課金されるのか聞いたら、そうだという。

 

何ということでしょう。

 

電話代はさることながら、国費を使って新着の通知がある旨の無駄なメールを送ってきておいて、あなたは青色申告しているから申請しなくていいですよ。

莫大な国費を使っておきながらマイナポータルで自分が過去に申請したものの履歴も見られない。そもそも縦割り行政の情報を連携するためのものではないのか。

オペレーターさん曰く、養親族等申告書の申請をする必要のない者も含めて、とにかく全員にメール通知しているという。ということはまた来年の今頃、1年前のことなんて覚えている自信がない者は、同じメールに振り回されるのかもしれない。

その無駄なメールにより煩わされる数時間を返してくれ。

どうか国費の無駄遣いを改めてくれませんか。