(23)弥生販売21でExcelに書き出す際に、「 Microsoft Excelを見つけることができません」と警告が出る現象の解決策

筆者は、自営独立の当初から弥生販売プロフェッショナル版を使用してきた。2021年4月で13年になる。(独立前の勤め先で使用していた期間を含めると25年以上になる。)

筆者の場合、業種的に仕入発注管理はまったく使う必要がない。なのになぜプロフェッショナル版を使い続けていたのか。それは、独立前の勤務先で、当時帳票レイアウタ機能で作ったオリジナルの納品書と請求明細書を使用していたのだが、独立後もそれを用いて一部編集して使いたかっただけの理由だった。だから長年、高額な安心サポート料金を払い続けていたのである。実にもったいないことをしてきた。その事に気付いたきっかけは、最近、お客様に弥生販売を提案する際にスタンダード版のデモ版で帳票レイアウタ機能を使ってみる機会があり、弥生販売スタンダード版でも帳票レイアウタの機能でオリジナルの納品書と請求明細書を作れることが分かったのである。作り直しの手間をかけて、帳票の見た目(罫線の太さを微妙に調整できない等)が少し見劣りするのを我慢しさえすれば、まったく問題ないことが分かり、しかも安心サポート料金が少し安くなるので、迷わずスタンダード版へ移行することにした。

かくして2021年8月5日(オリンピック女子ゴルフの中継を見たかったけど)弥生販売プロフェッショナル版からスタンダード版に数時間の手間で運用切り替えできた。

さて、本題の「 Microsoft Excelを見つけることができません」と警告が出てExcelに変換できない(スタンダード版切り替え後も発生した)現象の解決策であるが、この警告メッセージは数年前からいつの間にか出るようになって、それまでもExcel変換の機能を使えば楽なケースのたびにネット検索して試したが解決できないでいた。開発元に問い合わせできないサポートコースだったので未解決のままだったが2021年8月、ついにインターネット上の情報を探してヒントに辿り着いた。

それは、弥生販売を使用しているパソコンにインストールしてあるOffice関連製品のバージョン(例えばOffice2013とか2016とか2019)が新旧混ざっていた場合にこの「 Microsoft Excelを見つけることができません」と警告が出るのではないかという仮説につながる情報(以下のサイト)である。

answers.microsoft.com

 

さっそく、筆者のパソコンのプログラムの一覧をコンパネで見て見ると「Microsoft Access database engine 2010」と「Microsoft Office Home and Business2013」が混在しているのを発見。「Microsoft Access database engine 2010」は、以前、試しにインストールしただけで、まったく使用しないものだったのでアンインストールしたところあっさり解決したのである。

ちなみに、他にも「がまぐち君v3Mini」という家計簿ソフトのExcel書き出しの不具合も解決したのである。

 

追記

上記の問題が解決してから2年余り経った。

筆者はその間にWindows11のパソコンに買い替えた。2024年1月現在で弥生販売は24となった。そして、つい最近この新しい環境でも上記と似たようなエラーメッセージ「Microsoft Excelを見つけることができません。この機能を使用するためにはMicrosoft Excel 2016またはそれ以降のバージョンが必要です」が出た。

これについては、コントロールパネルから「Microsoft Office Personal 2021-ja-jp」(筆者の場合はこれだがそれぞれの環境では異なるだろう)を選択し、「変更」をクリック、「Microsoft 365 と Office プログラムをどのように修復しますか?」で「クイック修復」を選んで「修復」をクリックして、しばらく時間がかかって修復が済んだことを知らせるメッセージが出てパソコンを再起動したら問題が解決した。