(122)簗氏の問題は、彼一人の問題ではない!?

今年2月の衆院選で、東京都出身の簗氏は、栃木3区に落下傘部隊として立候補し、自民党から公認を受けて総理大臣の応援もあったのに、選挙区で落選し比例復活で当選している。簗氏と同じ選挙区で当選したのは、地元出身の自民党の党籍を持つけれど、この時は自民党から公認を得られなかった新人の渡辺 真太朗氏である。つまり栃木3区は、自民党内の内紛による「保守分裂選挙」だったのである。地元の2つの首長が渡辺氏を応援したので、その腹いせに簗氏は予算配分額を減らすよう国土交通省に働きかけ、その減額の結果を吹聴して回ったと報じられている。

簗氏を応援しなかった首長は、地元出身の自民党籍を持つ新人を応援した訳だから、自民党の中の覇権争いのせいで、2つの市民がとばっちりを受けたという何とも馬鹿らしい話である。その2つの首長も自民党のやり方が分かっていたはずで、報復されることを承知の上で新人を応援したと言っていいだろう。その2つの首長が、おおっぴらに自民党の新人を応援すること自体、自治体としてそもそも偏っていると言える。だから、この2つの首長が被害者として映っている報道はおかしいし、むしろ同じ穴のムジナだと言える。地元民はこのことを百も承知だろうから、他が騒いでいるほどではなく、冷ややかに見ているはずである。

筆者が思うには、自民党の政権が長期化しているので、当然、簗氏のような思いあがった議員が他にも大勢いると思っている。むしろ、ことの良し悪しは別にして、道路などの予算を勝ち取ってきたと、誇らしげに堂々と成果を口にすることが、かつての田中角栄の手法であったし、地元で長く続けられる政治家であるとも言える。普通に議員が発行する市民に向けた活動報告書には、どこどこの道路整備に力を尽くしましたと掲載しているではないか。そんな事実と照らしても、簗氏の起こした問題は、票田に手柄をアピールする意味においてはあまり変わりはしない。

筆者の地元では、大雨で川が増水し道路が削られ、片側交互通行を強いられた。片側交互通行が不便だからと言って、応急的な復旧を急ぐことはしなかった。二度と削られるようなことのないように、時間をかけ調査し設計し工事完成まで1年半ほどかかった。これが本来、道路整備の予算化される優先順位の筆頭だろう。道路がでこぼこになり舗装が剥げて危険だから、長持ちする工法で舗装するための発生主義的な予算であるはずだ。

一議員の腹いせや手柄アピールのために削られたり、増やしたりするものではない。国交省も議員からの筋の通らない働きかけがあった場合には、門前払いする気概が欲しいものである。高市総理が簗氏を庇い通すことで、無理な辻褄合わせのために、かつての阿部氏の森友学園問題と同じように、官僚が自死に追い込まれるようなことがないことを祈る。

(121)Yahooニュースは偏っている

筆者は幸いなことに、たばこは30年前にやめることができた。だから筆者は経験したことがないのであるが、今やスーパーやコンビニでお酒やタバコを買う際には、レジのタッチパネルで年齢確認ボタンを押すことを求められるそうである。客が明らかに成人だと分かる場合でも、店側としては法律とシステムに基づいた確認業務が必須だから、客にその操作を求めるのだそうである。そんなことが必要なかった時代に生きてきた筆者にとっては、それを初めて強要される時を想像すると、まず客が押すってどういうこと?となるし、初めてでなかったとしても、押しさえすれば中学生だってたばこを買えるボタンになる訳で、理論的に全く無意味であり、かつ、めんどくさいことをやらされてしまうので当然内心腹が立ってくる。

実際、2026年10月1日のYahooニュースに掲載された記事では、レジでボタン操作を強要されたご老人が店員に口やかましく怒鳴り散らして、レジが渋滞してしまったらしい。そのご老人に対し、店員が「私に文句を言われても何も解決しませんよ」と、その場を解決させた事例として、店員のご老人への返答がいかにもその場をスカッとさせた出来事のように、ご老人に分別を促すような、客側が分かるべきことであるかのような正論ぶったものだった。

その記事では、「法律やシステムへの文句は、現場の店員ではなく、しかるべき場所に届けるべきもの」と言うのである。でも、客が文句を店員に言って、その店員が責任者に伝えても良いではないか。そしてその責任者がしかるべき場所に届けるべきではないのか。一方的に悪いのは客ではない。大いに店側にその責任はあるのである。つまり、その年齢確認ボタンを年齢確認のための解決策に採用したのは客ではない。少なくとも、客にはその責任はないのである。しかもその店員は、ご老人をいらだたせた言動があったのである。店員によっては客をいらだたせないでボタン操作してもらうことができる人もいるはずだ。その心得もなくコンビニの店員になること自体、人として生きる上での覚悟なしの思い違いも甚だしいし、そんな心得違いな人間でも採用を決めたのであれば、しっかり教育したうえでレジに立たせるべきである。ひいては、AIが人の仕事を奪う時代に、こんな血の通わない、ご老人を冷徹にあしらう人間がコンビニの店員としてYahooニュースの記事になり称賛されるのが心配である。

とかく何とか言うハラスメントという言葉が横行する世の中である。流行りだから安易にその言葉を使って客を委縮させ、隠れ蓑にしている者もいる。その店員は、端から客からハラスメントなんて受けるような謂れはないんだぞと、変に客に敵対的な心持ちでいたのかもしれない。

このところYahooニュースは、このような客側を諭すようなバイアスがかった記事を連載しているようだが、アクセス数を稼ぐだけの目的なのか、単に記事をチョイスする側の信念がないだけのことなのか、他にいい記事を見つけ出す能力がないのか、成功事例みたいな記事にして世直ししている気になっているのならお門違いな気がする。

(120)反省すべきは保険屋の方

10:0の追突事故の被害者が、修理中の代車の車種を、被害者が乗っている車種と同型にして欲しいと要求して、たまたまその時期が大型連休前のことだったので、希望がかなわなかったどころか、いろいろ手を尽くして探してくれたのに、嫌だとごね続けたため、せっかく保険屋が予約を入れた、希望に近い車種でさえキャンセルすることになり、連休中、代車なしの憂き目にあったのだと言う。これは保険屋の立場からの、いくら被害者だからと言ってもある程度現実を受け入れるべきだと言った意見としてYahooニュースに掲載された記事のあらましである。

ここが保険の嫌なところであると筆者は言いたい。保険のコマーシャルは手厚さを売り物にしているが、実際事故を経験してみると、保険屋の対応にがっかりさせられることは多い。これは昔も今も変わりはしない。しょせん保険屋は、少しでも厳しく保証金を渋ってなんぼの仕事なのである。

筆者は、ダイハツの軽に乗っていて、その点検や車検などの際の代車が自分の普段乗っている車種とはいつも違うものがあてがわれるのだが、当然、普段と運転操作もナビやオーディオなども全般的に違って、とても怖くて緊張する。代車はとにかく事故らないようにしないといけないので本当にストレスである。せめて、同じ車種であれば、いくらかでもストレスが軽減されるだろうことは、誰しもよくご理解いただけるだろう。

10:0のもらい事故なのに、保険屋とのやり取りで、そこまでストレスを受けさせられて、ただ運が悪かったで、納得しないといけないのだろうか。保険屋はせめて同じ車種を探す義務はあると思うのである。10:0の被害者がすべてにおいて絶対にストレスを負う謂れがないことを、まず肝に銘じなければならないのに、高飛車に被害者に反省を促すような記事を正論ぶって、被害者をまるでカスハラ的な表現でYahooニュースに掲載するような人物は、保険屋失格なのである。反省すべきは希望の同型の代車を用意すべきところを、できずじまいに終わった力不足な自分や、保険の限界そのものを、反省すべきである。被害者に対し申し訳なかったと、反省すべきなのは保険屋である。

(119)鹿児島市は、まず突っぱねるべきだ。

筆者の幼い時分の博多のお土産で思い浮かぶものはと言うと「ひよこ」だった。でも何と、今はこの「ひよこ」は東京のお土産でもあるのだと言う。話題性があってか近年いくつかのテレビ番組で取り上げられていた。別にとがめだてされる筋合いのものでもないし、とてもおいしいし商売としては売り上げが拡大しさえすれば良いのである。ただこの「ひよこ」が東京のお土産でもあると言う事実は、筆者が感じる違和感の一つになったのである。似たようなこととして、鹿児島の甲子園の常連校の神村学園の選手が、その出身地がほとんど地元ではないことにも違和感がある。プロ野球もほぼそうである。例えばホークスが九州に拠点があるのであれば、選手はすべて九州出身者にすれば自然に応援したくなるはずだ。

鹿児島ユナイテッドの選手も今や地元の出身選手が一人らしいこともそうである。鹿児島の県名を冠するサッカークラブチームだからと言っても、鹿児島以外の出身の選手がほとんどだと、応援はするけどさほど熱狂的にはなれない。まあ、勝てばうれしいことはうれしい。でももっと単純に熱狂的に応援したいのであるが違和感が邪魔をする。それこそ屋根付きのスタジアムで生で観戦したいと思う。申し訳ないが、今のJリーグで熱狂的なサポーターになれる心理が理解できない。

地元の子供たちが憧れ、チーム入りを目指すサッカーチームになることが、より多くの県民が応援する気になる一番大切なことだと思うのだが、それは現実離れした理想に過ぎないことのようだ。選手にとってみれば、今はみんな海外を目指すわけだし、せめてJ1で活躍したいだろう。Jリーグの制度がそうなのだから理想は望めないのである。

さて、2026年8月26日専用スタジアム新設の案が鹿児島市から示された。決してボールが鹿児島市にあったとは言えない状況で、市は何をもって率先して自分の順番としてその案を出したのだろうか。県が先に出しても良さそうなものである。市を突き動かす何があったのだと言うのだろうか。Jリーグに何の義理立てする必要があろう。一部のサポーターが騒ぎかねないからなのか。その動機がよくわからない。ただ単に、話を進めたという意欲を評価してもらいたくて一応案を出しておこう、出した事実さえ残せば、責任から逃れると判断したのか。

それとも、基準を満たすスタジアムがないとライセンスがはく奪されるという期限が迫る中、Jリーグの鹿児島のクラブチームを消滅させた市長として歴史に名前が刻まれるのを避けたいから、そんな下らんメンツだけで拙速な案しか示さなかったのか。

案は普通最低でも2案か3案は出すべきである。白波スタジアム改修案や複合型スタジアム案も出すべきである。それが常套手段なのに比較できる案を出さず、これ一択ですと出されても、それが良いのかどうか判断のしようがない。いきなりこれしかないよと言われた方は、いらぬ疑念を持つだけである。複数案のためのコンサルに依頼するコストがもったいないから1案に絞ったと言い訳するなら、いっそのこと最初から、Jリーグの横暴なルールに異を唱え、ライセンスをはく奪するならしろと突っぱね、その結果を経てこそ、血税を無駄にしないまっとうな手順だと思う。それでこそ県民の気運が盛り上がるというものだ。元凶はJリーグにある。Jリーグが横暴なだけなのだ。

(118)自衛手段として動画アップは許されないのか

週4回通っているプールの入り口から駐車場までの間に、曲がり角がある。そこに、あろうことか直径3、4cmほどの黄緑色の痰が吐かれていた。うわあ、汚いなあ。あれ?でも最近、ほぼ毎回、見かけるようになったなあ。そう言えば、過去にもこのあたりで痰や唾の吐き捨ての痕を見たことがあったなと気が付いた。

来たときは痕跡は無かったのに、帰りには必ずと言っていいほどの確率で吐いてある。1本の大きな柱の左右どちらかの通り道に、誰かが習慣づいて、その場所を通りかかったら、「カーペッ」とやっているに違いない。どうしてもその汚物が目に入ってムカッ腹が立つし許せない。人の往来が多いので暗い時間帯は、その痰に気付かずに踏んでしまい、何らかの病気を蔓延させる可能性だってありうる。いや、そこを通る人はみんな知らず知らずのうちにその痰を踏んで、自家用車に乗り込んで自宅の玄関まで、何らかの液体なりたとえ乾燥したとしても粉末なりを持ち帰っているのである。

でもそのことに、ここの運営会社は気付いてもいないようだ。かねて、ここの運営会社の動きを見ていると、鹿児島市からの委託なので、まるで公務員と同じで、「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございます」も言わない。利用者を客とは思っていないし、事なかれ主義のようだし、痰や唾の吐き散らしくらいのことでは自ら発見し対処する注意力もないようである。ましてや警察に通報したところで、多分、話は聞いてくれるかもしれないが、それだけでおしまいだろう(筆者は社用車の横っ腹に配送トラックの荷台から飛び出した生ビールの樽を当て逃げされて相談したが、犯人の捜査はしないと最初に断り文句からだった経験済み)。相談したり通報しても、どのみち改善は見込めないと想像できる。

それはなぜかと言うと、まずおそらくは、結果が知れていることだから、彼らにはやる気も出ないだろうし、やったところでせいぜい張り紙が関の山だが、あまりにも品位に欠ける行為だから、張り紙にどう表現するか、「痰唾吐き捨て厳禁!」なんて見苦しくて情けなくなる。ただでさえ、このプールの壁には品の無い下世話な張り紙だらけで、筆者の知る限り、張り紙は筆者が利用し始めた20年以上前から刷新されずそのままである。規則やマナーはこれを読んで利用しなさいと言わんばかりに、スタッフから注意されるな、スタッフに迷惑をかけるな的な冷徹さが徹底されている。一例を挙げれば、筆者の目撃した限りでは、ドライヤーの風を股間や足の指の間にあてる老人が、少なくとも3人はいる。そんな下品な利用者がほんの一握りいるだけで、「ドライヤーの頭髪以外への利用はご遠慮ください」みたいな表現の張り紙が貼ってはあるのだが、彼ら老人はその真ん前で見苦しい行為を堂々と行っている。(もともとは管理者側が悪いのではなく、すべては一部の利用者が悪いのであるが)

だから例え法的に、痰を吐き散らすことが軽犯罪法違反だとしても、そのぐらいのことで相談したり通報しても、最初からまともに取り合ってもらえるかも疑問符が付くし、たとえ現場で犯行を押さえ犯人を特定できたとしても、犯人を出入り禁止にするとか、処罰するとかまともに咎め立ての役回りは、避けそうな感じがするのである。もっと言えば、世の中的に、通報したりして事を荒立てたら、通報した方が逆に変人扱いされるのではないかとさえ感じる。やれ何とかハラスメントとか言い出して、それを隠れ蓑に面倒から逃げられる風潮にあるから、頼れなくなっている。

だからと言って、機械に頼って現場に防犯カメラを設置できるのか。むしろこれまで設置されていなかったのが不思議なくらいだが、そんなことのために費用を掛けるなんて、馬鹿らしくてもったいないと、筆者は思ってしまう年代である。

要するに騒ぎ立てた方が負けなのであり、泣き寝入りする情けない世の中に、どんどんなっているような気がする。

決して弁護するわけではないが、ちょうどその柱の周りの通路は、年中、大量の雀の糞が落ちている。世の中には鳥アレルギーで鳥の糞を見るだけで吐き気を催す人もいるかもしれない。この雀の糞問題も長年放置されっぱなしである。

似たようなことで、Yahooニュースで、タバコの吸い殻をポイ捨てした現場の動画を投稿したら、逆に名誉棄損になる可能性があると言う記事があった。これでは、ますます痰を吐くとか、タバコの吸い殻のポイ捨てとか、車からビールの空き缶が入ったコンビニのビニール袋をポイ捨てするとか、いつまでも無くならない。悪事の動画を晒される事で、これらの悪事が少なくとも抑止される可能性は大いにあると思う。

どうすればこんな不快な思いをしなくて済むかを考えたとして、前述のように施設のスタッフや警察では解決してくれないと想像できる。だからと言って、市の施設だから市長に直接手紙を書いて働きかけるのは大袈裟すぎるし、思い込みの激しいカスハラとか、クレーマー扱いされてしまいかねない。市役所のしかるべきところに相談しても、とかく、役所の職員は、この手の問題に対しては、顔に迷惑がった表情を浮かべて、事務的にあしらうのがオチである。彼らはまるで、そんなレベルの低い問題を持ち込まないで欲しい、みたいな顔をするので、相談する気になれない。相談した側が悪者扱いされそうな風潮なのだ。彼らは自分に責任が及ばないように、関係部署に伝達し法律に照らし公平公正に対処しようとするから当然時間がかかる。そんな低レベルの通報が多すぎるから、もううんざりしているので、手慣れた事務的処理となるのは仕方がない。

だから、その筋では、ほぼ改善はありえないと想像できるし、レベルが低すぎる問題だし、端から頼ろうとは発想できない。そうなると汚いものを見たくない一心で、自分で解決しようと考える。犯行現場を捉えた動画を世に晒せばいいのではないかと発想するのは、至って当然な自己防衛手段である。他人が嫌がる悪いことをすると、犯行の現場の動画を晒されてしまうことが一般化すれば、馬鹿な真似はしなくなる。痰を吐き散らす者に、名誉なんて無いのである。もはや、スマホ、ドラレコ、防犯カメラなどの存在は、見せしめの動画アップするまでもなく、暗黙の了解的な社会的な効果のある手段としての位置づけにあるのではないだろうか。

ただし、筆者は実際に痰を吐く行為の動画を撮りたいとも、見たいとも思はない。

後日筆者は、施設の許可なく、その柱に「痰唾の吐き捨て厳禁」などの表現で張り紙をした。数日経過したが、張り紙自体、撤去はされなかった。そして、早くもその二日目に痰交じりの唾が吐き捨てられているのを発見し、がっくりしたのである。でもまあ、張り紙がA4サイズで、見てもらいたかった肝心の犯人の目には止まらなかっただけだと思いたい。勝手に張り紙をしたことで問題となり、すぐに撤去されるかもと心配していたのに、幸いに撤去されずにいるので、筆者はそれだけでも少し救われた気になった。

(117)日本年金機構からの定期便は無駄が多い

2026年8月27日、午前9時台に日本年金機構からメールメッセージが届いた。電子版「ねんきん定期便」の準備ができたお知らせである。

筆者はまずこれを詐欺メールではないかと疑い、差出人のアドレスをGeminiに怪しくないか聞いた。すると正規アドレスであるとの答えだった。それでも用心深い筆者は、S/MIME(電子署名)を確認し、ようやく安心して、まあそれでもなお、メッセージ内のリンクURLはクリックせず、ブラウザを起動し、ねんきんネットを開いてログインして、定期便の内容をダウンロードしてPDFファイルにウィルスチェックをかけてから開いた。それほど用心深くなっていることを言いたいのだが、そんな苦労を日本年金機構は理解しているのか、知っているのか否か、知っていてもわざとなのか、PDFファイルを開いてみて、さらに驚いた。

過去何度も届いて見飽きた「被保険者記録照会回答票」なのである。中身の内容は、全く変化のない過去の筆者の被保険者としての履歴の記録である。これは、決して筆者が能動的に照会した結果届いたものではない。書類の名前の付け方でいうと、「被保険者記録照会回答票」であるから、加入者から照会の要求があったからそれに対する回答をした書類であるかのように受け取られるのであるが、しかし、筆者は、そんな要求をしたことはない。

つまりこのメッセージは筆者にとりまったく無駄な通知である。この歳になって新たに勤め人になったとかもないどころか、過去の履歴が変わるような手続きを行ったわけでもないのに、定期便という名で届いた通知なのである。

日本年金機構は、なぜこんな無駄な通知をわざわざ出すのだろうか。もしかしたら、こんな無駄な通知を出してまでも、加入者にログインさせて、サイトの利用率アップのための当局のノルマ達成のためにだけ、やらされているのではないだろうか。もしくは、国民を十把ひとからげにしてIT難民に照準を合わせて、強制的にサイトにログインさせて、ねんきんネットを忘れないように仕組んでのことではないだろうか。

いやそうならまだしも、単にシステムの組み方が悪かっただけの残骸がしでかしたことかもしれない。これで振り回される加入者はたまったもんじゃない。馬鹿にするのもいい加減にしてほしいものである。

童話のオオカミ少年ではないが、定期便という名であれば、今後一切無視すればいいのかというと、そんなわけにはいかない。やはり中身が何なのか気になるからログインして確認するしかない。

何も内容に変化がないのに定期便化してしまうシステムだとすると改修するべきである。もし、この通知を電子化せずに、はがきや封書のままの設定だとしたら、郵送代も馬鹿にならないはずである。国のシステムなのだから誰かが責任を持たないと、どんどん経費が無駄にどぶに捨てられっぱなしである。

(116)福岡県だけではない気がする

票田からの期待は、支持者に有利な法案が通り、滞ることなく予算執行されることにある。民主主義の真っ当な回りくどい手続きを踏んでいては何も決まらない、前に進まない。そんな県政であってはならない。

彼が若かった当時もすでに悪しき慣習があったに違いない。いつしかそのフォーマットの有効性を知った彼は、どっぷりとその仕組みにはまって気付けば、ドンと呼ばれる権力者にのし上がっていた。同僚議員はもちろん、行政側も黙らせ操り、世の中を回してきたという自負があるのだろう。

だから、豪勢な海外旅行もご褒美感覚だったのである。

そんな驕れる者は、この世から叩かれ、抹殺されて当然なのだが、いまだに強気な発言をしているのは、彼の勘違いではなく、仕組みそのものがとてもよくできているからであり、福岡だけのことではなく現代社会の慢性的な病魔だからであろう。