(20)宅配業者3社のミス

筆者は令和2年現在個人事業主となり13年以上になる。何もかもひとりでこなさなければならない筆者は外出する仕事も多い。そんな筆者にとってネットで求めた個人的な物品も、お客様のために仕入先に注文した商品も、それがいつどこから発送されいつ届くのかについて追跡番号で調べることは常である。時には台風などの物流遅延を引き起こすような情報も気にしなければならない。

ネットでの仕入れ商品の発注の場合、サイトによってはその発注した商品をいつ届けてもらうかを指定できる場合がある。サイトのシステムがはじき出した候補日や配達時間帯を選択できるのである。これは筆者にとってはとてもありがたいことで、確実に事務所にいる日時を指定できるわけだから確実に荷物を受け取れるし、宅配の運転手さんに不在による再配達をしてもらうようなご迷惑を掛けないで済むのでとても気が楽になる。

そんな日時指定したケースで、最近腹立たしい事件が起きた。

その日は午前中の配達指定だったのだが、正午を過ぎても届かなかったのだ。実は同時に発注したもう一つの商品は、同じ佐川急便のいつもの軽トラの配達員の方が9時台に届けてくれていたのである。その配達員の方にもう一つ荷物があるはずですがと尋ねると、大きさが違うと別の便で配達するかもしれませんね、とのこと。荷物の大きさは2個ともさほど変わらないはずで、同じ指定日時なのに非効率なことをするものだと思ったが、まあ、異常だとまでは感じなかった。

それが正午を過ぎて12時20数分になっても、もう一つの荷物は届かなかったのである。佐川急便の営業所に電話で問い合わせてみると、電話口に出た女性は、申し訳ございませんとお詫びし、とにかく急ぎ調べて配達するようにします。と電話を一旦切ってその場を逃げたい様子だった。

こちらとしたら、9月の4連休の祝日の月曜日の午前中に指定し、朝から一歩も外出せず待っていたのである。既にまさかそんなことがあっていいのかというムカついた腹持ちだったので、さすがにひとしきり吠えて、堪え切れずに途中で通話を叩き切ってやった。

その数分後、改めて男性の方から電話が2回あった。1回目は、確かに荷物は営業所に届いているが、どこにあるか所在が分からない。鋭意スタッフ総出で探している。配達区割りに似た町名があり、そちらに持ち出している可能性も含めて捜索しているのでもうしばらく待っていただきたいとのこと。

そしてその数分後、先ほどの男性から2回目の電話があり、荷物を探し出しましたので今から配達に伺いますとのことだった。

腹が立っていたのでIT業界の端くれで飯を食って30数年、佐川急便ともあろう大企業が、日時指定のついた荷物だけでも、指定の時間に間に合うように間違いなくトラックに積まれたのかチェックをやるべきだ。システムを利用しプログラムを組めば簡単なことでできないはずはない。とガンと一発クレームを入れてやった。それに対しそれができないのですと何とも情けない返答が返ってきたのである。時間指定の荷物のリストでもって積み込み忘れがないかチェックするのができないはずがないではない。このままでは、コトが起きてから対処することしかなく、これからもこの問題が再発するのだろう。

このような宅配の事例は、枚挙にいとまがない。福山通運でも、配達予定とされる日になっても配達されないので電話してみると、なんと、その荷物が出荷元の福山通運の営業所にまだ残っているとのことだった。この時には、競争している会社に頭を下げて同等の品物を市場価格で買い求め、その30kgもある重さのものを自分でその日の内に配達するという対応をしなければならなかった。こちらは利益を失った上に、無駄な手出しをし、労力と手間を食ったのである。福山通運の営業所の対応した責任者であろう男性は、その損失の補てんにはまったく応じることはなく開き直った。こんなケースは日常茶飯事なのか慣れた様子だった。泣き寝入りもいいところだった。

また最近のことだが、クロネコヤマトの宅急便もおかしな対応をした。不在による再配達が気の毒なので、月に必ず1、2回注文するあるメーカーの消耗品については、このクロネコヤマトの宅急便の営業所止めにしている。すでに営業所に到着しているはずでしかもその数日経過後に受け取りに行った時のことである。対応した男性に筆者の名前と梱包の段ボールの大きさ、印刷されている模様の色などを伝えたが、横の荷物置き場に引っ込んで1分程度で該当の荷物が見当たらないとのこと。追跡番号はありませんかと言われたので、ありませんと答えるともうこれ以上探しようがないといったような対応だった。ベテランらしくあまりにもスムーズにそう言われるので本当にまだ荷物が届いていないのかもと思い諦めて帰宅した。いつもは、名前だけでスッと出てくるのになあ、と思いながら。

帰宅してから、でもメーカーに注文してから数えるともうとっくに到着している計算になるので、念のため仕入先に問い合わせてみるとこちらのクロネコヤマトの営業所に2日ほど前に到着していることになっているとのことだった。

そこで、電話して事情を話すとすぐに荷物がそこにあることが分かり、追跡番号がないと荷物を受け取れないのかとも聞いたら、いえそのようなことはなくお名前だけでも探してお引渡しできますとのこと。対応した者の名前は誰だったでしょうかと犯人捜しの手伝いまでさせられそうになったので、いよいよ頭にカチーンと来てその不親切な男性は誰だったかは勝手にそっちで探せばいいことだ。とにかく二度とこのようなことのないように善処してもらいたいと激怒したのは言うまでもない。

つい最近も、クロネコヤマトの宅急便の営業所に例の荷物を受け取りに行ったのだが名前を言っただけでスッと出てきた。

(19)地方自治体のホームページがこんな表現でいいのか。(コンビニで戸籍謄本を取れなかった顛末)

筆者は、ほどなく年金をいただける年齢になろうとしている。だいぶ前に届いていて記入を済ませていた年金請求書なるものを年金事務所に提出するために専用のフリーダイヤルに予約を入れたら、申請時に必要な書類として年金請求書の他に、全部が記載された戸籍謄本、年金の振り込み先に指定した口座の通帳、普通の印鑑の4点が必要という説明を受けた。そこで、戸籍謄本については市役所ではなく、コンビニで取得しようと初めてチャレンジしてみた。

ところが、コンビニのマルチコピー機の操作画面に「戸籍」の二文字が使用されたメニューが出てこないのである。「住民票の写し」とか「印鑑登録証明書」とか「各種税証明書」の3項目しか出てこないのだ。もしかして「住民票の写し」とか「印鑑登録証明書」とか「各種税証明書」の3項目のメニューを選択した次のメニューに隠れているのかと思い恐る恐る試すが、その先にも「戸籍」の二文字が現れず、すべて途中で中止した。

そんなはずはないと気を取り直し、最初の画面に戻ったところ「証明書交付サービス(コンビニ交付)」の他に「戸籍証明交付の利用登録申請」というボタンを発見したのである。おお、これだったのかと思い、さっそく「戸籍証明交付の利用登録申請」というボタンを選択して進めて行ったのだが、しかし今度は、本籍地の住所と筆頭者名とかを入力するよう要求してきた。うーん、これには思わず唸った。まあ自分の本籍などの情報なのだから当の本人が知っていて当然と言えばそうなのだろうけど、人生で謄本を取得したり戸籍に触れたりする機会はそう滅多にない者にとり、果たして正確に本籍地や筆頭者はだれなのかと問われて即答できる者がいるだろうか。もう断念しようかと思ったが画面左上に救いの手段を見つけた。手入力の代わりに運転免許証をセットして読み取る方法らしい。運転免許証をセットして進めると今度は、運転免許証の暗証番号1と暗証番号2を要求してきた。記憶の中をさまよい暗証番号を思い出せたのだが、どちらが1で2なのか確証が得られない。暗証番号を間違うとややこしそうなことが起きそうな気がしたのでこのコンビニでは一旦断念することとした。運転免許証の暗証番号1と暗証番号2は、確か免許更新の時に控えた覚えがあったので自宅に帰りもう一度出直すしかなかった。

念のため市役所のサイトで調べたら、戸籍証明書の「コンビニ交付にはマイナンバーカードが必要です。ただし、令和2年2月までにコンビニAP登録したカードはそのままでは戸籍証明書のコンビニ交付を利用できません。・・・・」という訳の分からない血の通わない表現の説明文に出くわした。IT業界でも血の通わないソフトウェアやその取説が多いのだが、地方自治体のホームページで「AP」などと何かを短縮したような言葉を使用していいのだろうか。想像するに、別の何かの文章で使われたものをそのまま貼り付けたのであろう。こうなってはIT業界の端くれで飯を食ってきたものとして意地でもコンビニで戸籍謄本を取得することにこだわることにした。果たして本当にコンビニで戸籍謄本を取得することができるのか市役所の窓口に直接電話して聞いてみた。

すると「コンビニAP」とは何のことなのか説明してもらいたかったが、相手も良く分かっていないのか、こちらに説明してもどうせ分からないだろうと踏んだのか、「コンビニAP」の意味は明確に教えてもらえなかったし、結局、今所持しているこの私のマイナンバーカードを使いコンビニで戸籍謄本が取れるのか取れないのかを聞いたら、取れるというのである。その時、質問の途中でマイナンバーカードの取得年月を尋ねられたので手元のマイナンバーカードを見ながら2行に記載のある有効期限を伝えてからの、結果、コンビニで戸籍謄本が「取れる」という答えだったのである。何だかモヤッとした感じではあるが、取れるというのだ。

そこで、運転免許証の暗証番号1と2を確認し、また別の近くのコンビニに行き、たぶんこれを済ませたら謄本のメニューが出てくるのだろうと踏んで「戸籍証明交付の利用登録申請」というボタンを選択して運転免許証を読み取らせて「戸籍証明交付の利用登録申請」という申請を完了することができたのである。この「戸籍証明交付の利用登録申請」の申請の情報を印刷するのに10円支払った。で、その印刷物を見てまたもや愕然とする。そこに書かれていたのは、「申請情報を受け付けました。審査完了まで5開庁日ほどお待ちください。」とのことである。つまり、即時この申請が通ってコンビニで戸籍謄本が取得できるわけではなかったのだと、まあそういう風に理解(誤解)したのである。(この申請そのものは、筆者には全く不要な申請であったことを後刻、市役所の窓口で教えてもらったし、市外に在住する人向けのサービスであることはネットで調べて分かった。「戸籍証明交付の利用登録申請」という名称は、誤解を与える可能性があるので、例えば、「居住地区外からの戸籍証明交付の利用登録申請」などと申請の名称を工夫すべきだろう)

コンビニを後にしてその足で昼食もとらず市役所に直行した。窓口に並ぶためには、整理券を発行してもらわなければならないのだが、戸籍謄本を申請する書類に記入したものをチラッと見た係りの女性から本籍地住所と筆頭者名が未記入であると指摘された。正確には分からないと答えると他所の住所の場合、ここでは発行できないというようなことを説明されたので、ここの市であることは間違いないと思うと言って、やっと整理番号をもらえた。先客が10人ほどいて30分ほど待たされた。待っている間に、そもそも戸籍(地)とは何のためにあるのだろうとかネット検索したりした。

窓口では対応してくれた男性にコンビニで取得できる便利なサービスとは、とても言い難い。このままでは「コンビニ」(訳すると便利)ではないという事実を説明した。腹が減っていたので余計腹が立っていたができるだけ抑えた。

窓口の男性の説明によれば、令和2年2月以前にマイナンバーカードを取得した人のカードのICチップには、現行サービス(令和2年3月以降に発行されたマイナンバーカード)にはないアプリ(AP)がインストールされていて戸籍証明以外の書類は取得できるが、そのアプリを削除しない限りコンビニで戸籍証明は取れないというのである。つまり、「AP」=アプリのことだったのだろうか。

まず、少なくともいち早くマイナンバーカードを取得し国の施策方針に順応し協力した人達に対してのサービスが、後になって慌ててマイナンバーカードを取得した人達よりも、いくつかではあっても削られているのは実に理不尽と言える。先見の明があり、一日の長がある我々に何らかの手厚い周知やマイナンバーカードのサービス更新の手段を講ずるのが政治や行政の責任ではなかろうか。いや、これは明らかに政治家とお役人の責任である。(数年前、甘利とか言う政治家がこのマイナンバーカードを推進する担当大臣としてよくテレビなどに顔を出していたが、わいろ不祥事と不眠障害とかでお隠れになったのを思い出した)何でもっと、ホームページの文章に優しさを込められないのか。折角、市民に情報提供する有効な手段としてのホームページがある訳だから、分かりやすく表現するのは当然である。逆に難しくしてどうするんだ。と言いたい。この温かみのない表現がひいては、いちいち市の担当職員の方がその説明をするという手間を引き起こしている。

時の経過とともにサービスが向上するのは当然である。後からマイナンバーカードを取得した人たちが得をすることがあっても仕方ないことだろうが、でも、その追加されたサービスを受けられない人達が現存している事実を看過している無責任な政治家やお役人がいるのである。このケースの場合、市役所の窓口に来た一人一人に皮肉を言われながらもいちいち丁寧に説明をしなければならないだろう一職員の方が、この制度を開発し取り仕切る政治家やお役人になり替わり、この非生産的であり、どのくらいの人数になるのか分からない人たちが戸惑い立腹している事実を、どうにかしなければと上層部に提言することは、おそらくないのだろうと想像できるのである。このことを一般人に説明するには難しいだろうし、筆者のように実際コトが起きて憤慨した者ならともかく、コトが起きていない人が聞いてもピンとこないだろうし、どうせ放っていてもマイナンバーカードの更新時期が来るし、といったような思惑だけで、サービスを提供する側、説明する側の優しい心が伴わないのであろうことも想像できるのである。

(18)鹿児島港の鹿児島県営駐車場の料金は高すぎる!

その日の朝、緊急の仕事が入り、種子屋久高速船種子島に日帰りした時のこと。緊急で時間がなかったし、デスクトップパソコンやらサポートの為の道具やら荷物が多かったので、船着き場に隣接する県営の駐車場に車を停めた。入庫したのが午前10:02、両手に持った荷物は重たかったが、ほんの少し歩いて、窓口で予約なしで10:20発の乗船券を購入できた。実質4時間ほどの間に仕事を済ませ、無事16:45の帰りの便に乗船し、18:25鹿児島港に帰ってこられた。駐車場のゲートには、混雑を避けるためなのか警備員らしき人が精算機の操作をしてくれていた。駐車券を渡すと、料金は1,300円とのこと。予想とは違ってかなり高い金額だったのでびっくり。2,000円を渡してお釣りと領収書をもらうまでに、高速船を利用した場合の割引とかないのですかと質問したら、「県営です。高速船とは経営は別です」とのことだった。

 

つまり、駐車料金は、入庫が午前10:02、出庫が午後6:30の8時間余りで1,300円。これを、高いと感じるか安いと感じるかは人によると思うが、筆者は、高いと感じた。せめて、高速船側が利用者に駐車料金の割引制度を用意すべきだと思う。

(17)バックアップの異常終了に対してメーカーが提示している情報は、筆者にとってこれまで、直接的には、何も役立っていない。

筆者は、バッファロー社のTerastationを7件のお客様に使っていただいている。7件ともバックアップ機能を利用しUSB接続のHDDに毎日バックアップを取るように設定しているが、これまですべての客先でそのバックアップの異常終了に見舞われている。

 

バックアップが異常終了した時の、ログの最下行あたりには以下のような表現がされている。

rsync error: some files/attrs were not transferred (see previous errors) (code 23) at main.c(1183) [sender=3.1.0]

Can't write to backup destination(target disk is broken?).」

 

そこで、「code 23」で検索すると、バッファロー社のサポートサイトの対処方法の一覧にたどり着く。一見、それらしき回答がいくつか並べられてはいるが、そのいずれを試したが何も解決しなかった。だから、メーカーのサポートに直接メールで問い合わせし、最後にバックアップが成功した時のログと、その翌日に初めてバックアップに失敗(異常終了)したときのログを丸ごと添付して調べてもらったこともあったが、結局メーカー側でも原因を特定できなかったという回答だった。

 

つまり、バックアップの異常終了に対してメーカーが提示している情報は、筆者にとってこれまで、直接的には、何も役立っていない。

 

Terastationを使い始めの最初からこのバックアップの異常終了に見舞われることはない。ある程度ファイルが溜まりだしてしばらくして、メールでバックアップが異常終了したことを知らせてくるケースで、7件とも、見事に同じことが起きてきた。その都度、現場に出向き原因を特定できないか検索したり悩んで悩んで、結局、メーカーが提供している対処方法では諦めるパターンで終始した。

 

では、筆者は今まで7件の客先でどうやって解決してきたかである。

 

答えはいずれもこうである。バックアップ対象を小分けにしてバックアップスケジュールを小分けにする。これで異常終了が出なくなる。

 

でも、やってみると分かると思うが、これはとても難儀である。(やってみなくても難儀なことが想像できると思う)

データ容量が多いと共有フォルダやそのサブフォルダの整理に時間がかかるし、Terastationへのアクセスを止められないし、とても気を抜けない作業である。小分けにした後、実際にいざバックアップするとなるとすべての結果が出るまでに数日かかることもあり得る。成功を祈る。

(16)1803の問題なのかな?

6月下旬にノートパソコン、7月上旬にデスクトップと、新品のパソコン2台の納品前のセットアップなど初期設定を行う機会を得たが、2台ともこれまで経験したことない現象に見舞われた。

事の発端はこうである。筆者の癖になっているのだが、まず、デスクトップにメーカーの宣伝画像が表示されているのが気に入らないので、背景色を黒単色に変更しようとしたところ、Windows認証できていないから設定をいじれない状態である旨が表示されていたことに始まる。さっそく、設定、ライセンス認証とたどると、以下の画面になっていた。

 

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赤い文字で「現在、ライセンス認証サーバーに到達できません。インターネットに接続していることを確認し、数分後にもう一度やり直してください。エラーコード:0x80072EFE」と出て、トラブルシューティングしても解決せず、ネットで検索しても的確な対処方法はヒットしなかった。

 

そこで、このところ何となく怪しいと感じ始めていたWindowsUpdateを先に行った。

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重要な更新は複数あったが、その内、最も時間のかかった1803の更新が済んだら(更新して要求される再起動後)問題が解消していた。

 

1803関連では他にも、複数のお客様や自社内でも1803の更新が済んだ時点で、LAN上の他のPCが見えなくなる現象に見舞われた。その時は、ネット検索しても的確な情報にたどり着けなかったので、「\\・・・・\・・・・」という風に直接的に参照先のショートカットを作り参照できるように対応した。でも、数日後には、エクスプローラーに全部出てきていた。


実に不可解。

(15)Officeの使用状況を共有する?

2018年5月31日の午後のこと、あるお客様からWordもExcelも使えなくなった、との連絡が入った。午前中は、全く問題なく使えていたのに、午後からWordを起動したら何やらメッセージする画面が出てきて、読んでも何の意味か分からないし、今時のことで怖いし、右上の×で消すとWordが起動しないというのだ。

出てきた画面のメッセージを読んでいただいたら、「Microsoft」、「Officeの使用状況を共有する」、その後も云々つらつら読んでいただいたが、まったく何のことやら初めて聞く状況だった。検索サイトで聞き出したワードで検索するも、これといったヒット情報は出てこなかった。確認の為、その画面をスクリーンショットしてメール添付してもらおうとお願いしたら、Outlookも同じ画面が出て起動できないとのこと。仕方ないので、お客様の女性事務員の方にお願いして、画像を送ってもらった。その画像が以下の画像である。

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この画面出現に際し、お客様が複数人数でもってすったもんだし、結果的に躊躇し当方に問い合わせをしてきただけに、念のため、Microsoftサポートのチャットで問い合わせてみた。

 

以下は、チャットのやり取りをかいつまんだもの 

  • この画面は、Office2016(その前までのバージョンは対象外)からの最近の更新がなった時点で初期的な設定を促す画面であること。 
  • Office2016のユーザーは、すべてこのようなステップを踏まないと使えないこと。 
  • 作業としては、どちらか(完全な診断データ or 基本的な診断データ)を選んで確認ボタンをクリックして進むしかないこと。 
  • 全部で3画面ほど出てきて、さほど時間は掛からないこと。 
  • 最初の画面での選択肢は、どちら(完全な診断データ or 基本的な診断データ)を選んでもかまわないこと。 
  • この設定は、後で設定値を変更することもできること。 
  • 設定したらマイクロソフトと使用状況を共有することになると思われること。 
  • それが何のための共有かは分からないが、Office2016を使うためには避けられないことは確かであること。

 

つまり、皮肉っぽく言えば、読んであまり意味が分からなくても何となく進めて行っても、良いみたい、というユーザーを蔑ろにした画面であるということでした。

相変わらず、Microsoftさんのエンドユーザーに対する心のない通り一遍の分かり辛いメッセージが、混乱を招いているのは事実である。

(14)李下に冠を正さず=疑われた時点でアウト

7月24日閉会中審査の答弁で安倍総理は、冒頭、「李下に冠を正さず」を引用した。その後の答弁や記者会見でも、安倍総理「李下に冠を正さず」を複数回口にした。もしかしたら安倍総理は、自身が既に「李下に冠を正してしまっている」ことに気付いていないのではないだろうか。いや、気付いていないはずはないから、気付いていない振りをしているのではないだろうか。

いずれにしても、もう十分疑念を持たれてしまっているのに、なぜこの諺を引用連発するのか違和感と白々しさを覚えてしまう「李下に冠を正さず」は、公務員は疑われた時点でアウトという意味だから、自分の疑いを晴らす弁解を始めてから「李下に冠を正さず」を口にするのは、まるで潔白であるかのようなニュアンスを漂わせているようで(誤魔化しの引用なので)、とても卑怯に感じる。

 

過去形として、安倍総理は、たわわに実る桃の木の下で、頭に被った帽子に手をかけて被り直してしまい、例え絶対桃に手を触れていなかったとしても、傍目には確実に果実泥棒に見られてしまったのである。立ち場上は、桃の木の下で帽子を触るどころか、桃の木の畑に立ち入ることすらやめるべきだったのだ。

 

もう少し言わせてもらえば、安倍総理は、みんなが見ている目の前で、立場をわきまえず無神経に傍若無人に平気で他人の所有する桃の木の畑に無断で立ち入り、その上、頭上の桃の実に届く位置の帽子に手をかけたのである。国民の目をはばからず、誰が見ても疑われる行為を自覚してか、無自覚かはわからないが、しれっとやってのけたのである。さんざん疑われることをしてきておきながら、今さら疑われることをしてはいけないという意味の「李下に冠を正さず」を多用するということは、今まで国民の目を気にしていなかったという総理自身の不遜さを自ら証明したことになるのではなかろうか。もとより、「李下に冠を正さず」という諺は、すでに疑われ批判される側にある安倍総理が使える諺ではない。

 

「李下に冠を正さず」の本旨からして、安倍総理と、加計理事長が友人である事実と、ここ数年会食やゴルフを重ねている事実、それだけでも怪しく疑いたくなるわけだから、特区だろうが岩盤規制に穴だろうが国策に加計氏が登場した時点でアウトである。一般国民からしたら、単純に不公平感と疑念が生じる。加計理事長が友人であるからこそ、安倍総理は、敢えて加計学園獣医学部新設を手放しで進めてはならない立場だったのである。総理が自身の保身に敏感なら、むしろ、逆に加計側に諦めてもらうべきだったと思う。どうしても進めなくてはならなかったのであれば、自分が総理を辞めてからにして欲しいと加計氏に友人としてお願いすべきだったと思う。閉会中にわざわざ審査するまでもなく、悪いのは安倍総理である。公務員としての自覚がなく、「李下に冠を正してしまった」のだから総理失格である。野党もマスコミもなぜそこを追求しないのか不思議だ。

加計氏から総理に働きかけがあったのか、安倍総理のご意向があったのか、役人側に忖度があったのか、真実がどうであったかを追求しても、それぞれの立場で保身や利害があるので答弁や見解に食い違いがあるのは当然で、国民が納得できる結果は期待できそうにない。言ったの言わなかっただの、怪文書呼ばわりだの、記憶がない、記録がないだの、今さら、時間と税金の無駄遣いだ。

重ねて言うなら、真実はどうであれ、安倍総理は、加計学園獣医学部新設が進められていくことに無神経というか鈍感だったのである。つまり、加計や森友の件に限らず普段から安倍総理自身に、その立場上、役人に忖度されることや、国民から疑念を持たれることをイメージする謙虚さや誠実さがなかったのである。事を成す上での脇が甘いとも言える。おそらく大勝した数の驕りで麻痺していたかもしれないし、多忙で気が回らなかったのもしれない。

前川前事務次官に対し、役人として公平性を欠くと気付いたなら、なぜその時点でその旨、文科大臣などに進言しなかったのかとの指摘があるが、それを言うなら、最初から公平性を欠いていることに気付くべきだったのは、安倍総理の取り巻きと総理自身である。

安倍総理は、第一次政権の頃からもそうだったが、不用意な発言が多い。一国の総理大臣の想像力の欠如から来る言わば、ほぼ無意識による不遜な言動に振り回されては国が持たない。加計の獣医学部新設にしても、白紙に戻すべきである。これだけ味噌が付いては、もはや開学しても学生が来ないだろうし、経営が成り立つとは思えない。その後のことは、加計も森友と同じように、文句があるなら直接、友人の安倍さんにどうぞ。悪趣味ながら、水戸黄門の悪代官と悪徳商人の結末を期待してしまう。

 

追伸

総理の専権事項が発動され9月28日ついに冒頭解散した。李下に冠を正してしまい、そのことを安倍さんは自覚しているわけだし、国民には、十分疑義を持たれたままの総理大臣(公務員)はとうに辞めてしかるべきなのに、選挙に勝ってまだ続けるつもりらしい。選挙公示前のテレビの党首討論番組内で、安倍さんは、これまでの審議を最初から見てくれた方は、ご理解いただいていると思うとうそぶいた。あれだけの面々が揃ってトボケた答弁をしておきながら呆れる。安倍さんでなければ国が回らないはずない。誰か別の方に譲ればいいものを、何をイキッているのか訳が分からない。選挙結果次第で、少しでもうやむやにしようとしている腹は見え見えである。