(55)「圧縮(zip形式)ファイルエラー フォルダーを開くことができません。圧縮(zip形式)フォルダー〇〇は無効です。」への対処

取引先からのメールメッセージに添付できない大容量のファイル(ファイル便経由でダウンロードしたzipファイル)を、Windows11に標準装備されているzip解凍機能で解凍しようとしたところ、「圧縮(zip形式)ファイルエラー フォルダーを開くことができません。圧縮(zip形式)フォルダー〇〇は無効です。」というエラーが出て解凍できなかった。

 

ネットで調べたが、これと言って確実な情報にたどり着くことはできなかった。

 

筆者はこれまで、zipという拡張子の圧縮ファイルに圧縮、あるいはzipという拡張子の圧縮ファイルを解凍するときは、Windowsに標準で付いているzip圧縮解凍機能を使用することが安全だと認識していて、このWindowsに標準で付いているzip圧縮解凍機能以外に、サードパーティー社製のzipファイルへの圧縮ソフトが複数存在していることは知ってはいたもののセキュリティー面でうさん臭さを覚えていたので、Windowsにzip圧縮解凍機能が標準で付いてきて以来、Windowsに標準で付いているzip圧縮解凍機能以外のソフトウェアをインストールしたことすらなかった。むしろ、素人のユーザーにとってはいつの間にか紛れ込んでくるような悪質なソフトとして認識していたので、ユーザのパソコンにこの手のものを見つけたら、即アンインストールするようにしていたくらいだったのであるが、おそらく今回のこのzipファイルは、Windowsに標準で付いているzip圧縮解凍機能以外で圧縮されたzipファイルに該当しているものと想定し、ネットで安全そうなzip圧縮解凍ソフトを探しインストールし解凍したところ、問題なく解凍に成功したのである。

 

そのサードパーティー社製の圧縮解凍ソフト「7-Zip(64bit版)」は、以下のサイト(窓の杜)からダウンロードしインストールした。

https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/7zip/

上記ソフトのインストール時に一度だけ警告が出たが、その後の動作から何も問題ないと思われる。

 

インストールした後の操作としては、今回問題の起きたzipファイルを右クリックして、「その他のオプションを確認」をクリック、「7-zip」の右の矢印をクリック、「ここに展開」をクリック、以上で同じ場所に解凍が始まり、無事に解凍後のファイルも開くことができたのである。

 

ちなみに、上記の方法で解凍したものを再度、Windowsに標準で付いているzip圧縮解凍機能を使って圧縮しようとしたところ、この今回問題の起きたzipファイルはMacで作られているようで、フォルダーやファイルに使用されている文字に特殊な文字が含まれており、それらを含むファイルを圧縮できないというエラーが出たので、もしかすると、Mac側で使用した圧縮ソフトとWindowsに標準で付いているzip圧縮解凍機能の何らかの仕様差があって生じたことなのかもしれない。