(27)マイクロソフトアカウントとOfficeの紐づけは一体どうなっているんだろう?

Windows11 HOMEのパソコンをセットアップする時は、普通のやり方だとオンライン環境でなければならないようだ。何故かというと、インターネット接続していないと「次へ」がクリック出来ないので前に進めないのである。また、普通のやり方なら、途中でマイクロソフトアカウントも必要とされる。

筆者は、エンドユーザーに依頼されて初期の環境設定を進める必要のある業者だから、そんな縛りのある普通のやり方では何も進めることができない。(他人のアカウントを扱う訳には行かない。)

そこで、インターネットに掲載された奇特な方々の情報を参考に、初期インストールの画面を進める為に、一時的にネット接続して次へをクリックしてすぐにネットを切断する方法を用いた。ネットを切断した状態だとマイクロソフトアカウントではなくローカルアカウント名とそのパスワードを入力する画面が出てくるので、初期はパスワードなし(ブランクのまま)にすることでエンドユーザーの代わりにパスワードのセキュリティの質問を埋める必要もなく環境設定ができた。

次にプリインストール版Office Home & Business 2021の認証の問題であるが、これもマイクロソフトアカウントなしのローカルアカウントのままで、例えばExcelの最初の起動でプロダキトキーを入力することで、サインインなしでOfficeが使えるようになった。マイクロソフトアカウントとOfficeの紐づけは一体どうなっているんだろう?紐付けなしのままで使い続けた場合の将来が不安でならない。(何故なら、マイクロソフトWindowsの更新で勝手に仕様を変えるからである。)

別のユーザーのケースでは、パソコンの初期セットアップで指示通りに登録済みのマイクロソフトアカウントを入力してセットアップを行ったケース(筆者はこのケースを2件経験した)では、パソコンと一緒に購入したOfficeのプロダクトキーを入力する画面が出てこなくて認証処理せずにマイクロソフトアカウントにログインした状態でOfficeが使える状態になってしまった。想像だが、今まで使用していた別のパソコンのOffice製品がそのマイクロソフトアカウントに紐づいていてそれがこの新しいパソコンでも有効になったのではないだろうか。この真相が知りたいところだ。

 

また、恐怖を感じたので、OneDriveも使わない状態にしたり、あるユーザーは、OneDrive自体をアンインストールしておいた。その理由は、これもまた不思議なことが起きているのである。2021年の春あたりに仕様変更となりOneDrive の初期設定が勝手にデスクトップ等の同期が行われる設定になってしまったからである。Windowsの更新とともに勝手にそうなったようなネットの情報だが、勝手すぎないだろうか。
この仕様では、例えば、ひとつのマイクロソフトアカウントを使い複数台(例えば3台)のパソコンで同時にサインインしながら使用した場合、OneDriveのデスクトップの同期は、どのパソコンのデスクトップと同じ物に同期されることになるのだろうか?他のパソコンのデスクトップは同期の対象になるのかならないのか、その順番とか決まりがあるのだろうか?

一般的に、デスクトップに保存するファイルは5GBをはるかに超えていることが普通である。このOneDriveの勝手な仕様変更による同期の機能により大事なファイルがある日突然、なくなってしまうというようなことが起きはしないのだろうか?


いや、確かにそんな動きをしたような、そんな恐怖に襲われたケースを目撃したことがある。(本当にファイルが消えたのか、その後どうなったのか聞くのが怖くて未確認のままである)

 

上記の疑問点にお答えいただける方がいればどうか教えていただきたい。

 

マイクロソフトさんに言いたい。せめて、勝手に仕様変更はしないで欲しい。