(35)国民の半数以上が安倍氏の国葬に反対する真の理由

国民の半数以上が安倍氏国葬に反対する理由は、その決定に至る手続きや多額の費用も確かに問題なのだが、そもそも国葬にするという発想そのものが、事件当初感傷的になっていた国民が、政治と宗教の問題ではないのかと気付きそうになりかけてきたものだから、一部の政治家がいくらかでも火消しにならないかと慌てて思い付いた愚策なのである。閉会中の岸田さんの説明を聞いても、取って付けたイイワケでしかなかったではないか。

むしろ、そんなことはどうでもいいことで、この国葬に国民の大半が反対する真の理由は、安倍氏国葬に値しないと、半数を超える国民が内心そう思っているからなのだ。

つまり、安倍氏が殺された原因は、安倍氏の自業自得だと国民から判断されたからなのだ。みんなが、安倍氏の自業自得だと言葉にしないのは、死者へのせめてもの情けなのだ。

自民党は事実を認めて統一教会と決別すると宣言したではないか。それもこれもすべて気付かせてくれたのは、山上氏ではないか。その山上氏を致し方なく犯罪に走らせたのは、悪徳宗教団体である旧統一教会にエールを送った安倍氏ではないか。山上氏は統一教会など新興宗教団体の、詐欺よりもアクドイ罠から国民の目を覚まさせてくれ、たくさんの人を救ったのだ。と言いたいけど、そのことはみんな分かっているけど、色々と怖いから言葉にしないだけなのだ。

こんな政治家たちの脇の甘さを、憂いているのだ。

このまま新興宗教団体がのさばるのではと、憂いているのだ。