(12)Terastationのメール設定に振り回される

TerastationのTS-WXL/R1で、メール通知機能を設定し直す必要があり、設定が済んだので最後に送信テストをしたところ、保存していますのインジケータの左から右への緑の流れがループし、まったく開放しなくなった。おそらく、メール通知の設定に誤りがあったのか、変更したメール(lolipop)がこの機能に不向きだったのだと思う。ブラウザ(GoogleChrome)を閉じ、再度Web設定画面を起動するが、今度は、IDとパスワードを入力する画面でグルグルが出て、いつまで経ってもグルグルのままで、その後、何回繰り返してもWeb設定画面にログインできない状態になってしまった。ブラウザをIEに替えても無駄だった。それでも、Terastationのファイルやフォルダに対するアクセスや保存は、かねてとはいくらか時間がかかった程度でほぼ仕事に影響はなかった。

これは推測だが、何らかの原因でメール通知の後のテストメールを繰り返し送り続けていてそれがLANの通信の負荷をかけているものと思われた。何故そう思ったかというと、Terastationの正面にあるLANのランプは、その後もずっと点滅し続けていたからだ。

メーカーのサポートに電話して聞いても解決策は出てこなかった。つまり、そんなことが起きるはずがないみたいな受け答えだった。でも。この経験は、他のユーザーでも数回経験しているので、メーカーの電話窓口で応対した担当者はいわゆるシカトしたんだと思う。現象はつかんでいるけどはっきりとした対応策がなくてどうしようもないから回答を避けるようにマニュアル化しているのか、スキルがないだけなのか、単に不親切なのか、メーカーもとらえきれない謎だらけの世界なのか、それはわからない。

上記の問題を解決するために、日を改めて次の土曜日の正午過ぎに社員皆さんにTerastationの利用を停止の御触れを出してもらい、手動でシャットダウンすることにした。しかし、電源ボタン長押し約3秒ほどで「ピッ」と反応するはずなのに、反応しない。そこで、10秒以上ボタンの長押しをして、如何にも怒ったようなビープ音がして、いつも手動でシャットダウンするときの動作や表示ではない状態になった。つまり、電源が落ちずに液晶画面がピンクになり、はっきり憶えていないが明らかに中途半端なシャットダウン状態のようだった。その状態から、電源を入れようと電源ボタンをタッチしたら、起動が始まった。数分後に起動し終わったが、LANアクセスランプは激しく点滅し、データバックバップ用の外付けHDDのディスクアクセスランプも断続的に点滅し続ける状態だった。(余談だが、この中途半端なシャットダウン状態も過去に他のユーザーで経験済みで、その時は、液晶の文字が化けてしまいメーカーの修理を受ける羽目になった。)

そこでパソコンからWeb設定画面にログインしようとしたが、最初のIDとパスワードを入力する画面でグルグルが出て、数秒でそのグルグルが消え、ログインIDとパスワードを入力し最初の画面まで表示しかけたが、グレーアウト表示しそれ以降はまったく表示は変わらず操作できない状態になってしまった。その後は、ブラウザを更新しても無駄、Nasnavigatorからも試したし、URLに直接IPアドレスを打ち込んでも、ログイン画面でグルグルが終わらない状態になった。この間NasnavigatorにTerastationが表示されることもなかった。何度更新ボタンを押しても。ブラウザをIEに替えても無駄だった。

そこで先程と同じ様に、Terastationの電源ボタン10秒長押しから、例の中途半端な終了状態にし、LANケーブルを抜いてから再起動させ、その起動後に電源ボタン3秒長押しで、正常なシャットダウンにこぎつけ、その後の再起動も成功させた。それでも、LANケーブルを差し込むと途端にLANのランプは激しく点滅し始めるし、何故か外付けHDDも断続的にアクセスランプが点滅していた。この状態でパソコンに戻り、NasnavigatorからWeb設定画面に移ろうとしたが、やはり、1回目のログインは成功するけど、最初の画面で表示がグレーアウトし変化がなくなる状態に陥ってしまった。もはや万策尽きたかと思い、最後にブラウザをIEに替えたところ、なんと、メール設定の再設定まで全く問題なくスムーズに終わらせることができた。

訳の分からない、なんとも怖い経験だった。

この情報が何かの役に立てば幸いである。